器
2011.09.20
気になる、たったの一文字ですが、気になる漢字。
我々は日常的に、飲食店では当たり前のように使っている、
ギャラリーで、販売店で当たり前のように目にする、
それは”器”です。
食事をする、お茶を頂く、何気なく毎日手にする物。
美味しい料理をお気に入りの器に盛る、それだけで食事も
人の心も豊かにする。
色・形・大きさも千差万別だが、土の性質により出来栄えも
変わり、まったく同じものがこの世に二つと存在しない。
栃木県益子町は、陶芸の町として栄えています。
陶芸家の他に、色々な分野の作家も共存し益子ならではの
作品を造り続けています。
その中で、やはり濱田庄司の名前は外せないでしょう。
江戸時代より庶民が手にしていた益子焼き、時代の流れで
一時的には衰退したが、陶芸家の濱田庄司、バーナード・リーチ
らの再発見により、状況が一変しました。
陶芸に関しての逸話は、他の地方にも沢山あるでしょう。
これからは、皆さんも少し意識してお気に入りの器で
食事をしたり、お茶を頂いてみませんか?
きっと、この器は誰が何処でどの様にして作った作品だろう?
と、想像が膨らむ事でしょう。